本日1本目はショウガセ。水深35mのところに広がるオオカワリイソギンチャクを見るのが目的のこのポイントはホントにディープポイントで最大深度41mという過去最高記録を出してしまった。
まず出港から数分でポイントに到着。それぞれバックロールエントリーで潜降しアンカーが打ってある水深13mくらいの棚の上で集合。その後棚の割れ目をくぐって一気に潜降していく・・・つもりだったが、女性のブランクダイバーさんが耳抜きと中性浮力がうまくいかず、一旦全員浮上の合図が下る。(うそ〜!)この時すでに20mくらいまで潜降していたが、さすがにこの深さでみんなをこの場に残すことはできないという判断だったんだろう。そして全員浮上し始め、私もゆっくり浮上しようとしたが早かったのかダイブコンピュータが鳴りまくり。
数分後、彼女をおいて再び一気に潜降開始。すると30mのところで急に身体がひんやり。恐らく1〜2℃は水温が下がったと思う。そして40mのところで更に水が冷たくなり30m地点の水温が暖かく感じるくらいだった。突然カンカンカンとタンクを叩く音がして振り向くと、そこにはオオカワリイソギンチャクのお花畑があった。この光景は雑誌で見るよりはるかにすごい!でも、長居はできない。すぐに近づいて写真を撮った後深度を上げながら次なる獲物を探索することに。ウミウシがいないかな〜と目をこらしながら浮上していると目の前にウミウシらしき姿が。(まさか・・ウソ・・やった〜!この時期なかなか見つからないって言ってたのに!?)ほとんど興奮状態で浮上中の夫を引きずり下ろしウミウシの写真を撮ってもらった。そして再び浮上を開始。ようやくDAIKIさんに追いつきジョーフィッシュも写真に撮った後、私たち2人に待ちに待った楽しいフリータイムの合図が下る。(よしよし、これからが自分たちの時間。被写体を探してゆっくり写真を撮りながら潜ろう)と目で合図を送り、ちょっとその前に残圧を確認。(ゲゲッ!残圧が40しかない・・・)おまけに恐れていた減圧停止も出していたことから貴重なエアはこのまま浮上のために使うことに・・・。チクチクと刺すような視線を感じながら安全停止をすること5分。思ったより長い時間に残圧も20となりいよいよやばい。やむをえず夫に残圧を確認してもらいオクトパスでエアをもらうことに。そしてようやく時間となり無事エグジットして事なきを得た。ちなみに減圧停止にエア切れ・・・危険な体験をしながらも見つけたウミウシは激レアの『フタイロニシキウミウシ』との事。教えてくれたらよかったのに〜と恨まれつつも楽しかった1本目のダイブが終了した。
EN 9時30分 EX 10時14分
見たもの:オオカワリイソギンチャク、サクラダイyg、ハナダイ、スジハナダイ、モンハナシャコ、カサゴyg、フタイロニシキウミウシ、ジョーフィッシュ、シマウミスズメ、クマノミ
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