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和歌山県田辺(たなべ)
■ /TOP体験談&ダイビング矢口潜水の紹介/ ■

  2003/8/2(ファンダイブ) 〜 


夏場は台風などで天気が読みづらい。しかし、今回はほぼ100%の確率で週末が絶好のダイビング日よりになることが分かり、早速日帰りで行けるエリアとショップを検討。そして和歌山県田辺市の矢口潜水さんにお世話になることにしました。

ダイビングショップ
歌山県田辺市にある矢口潜水さんは設備よし、ガイドよし、の充実したショップ。特にDAIKIさんのガイドはおもしろくてつい指名したくなる程。そのDAIKIさん、“一体いつ休んでるの?”というくらい潜りっぱなしだから初めて訪れた人でも当たる確率は高いかも。
港はショップから30秒、ポイントはそこからボートで5〜15分と移動距離が短い。田辺のポイントは、ショウガセ、ミサチ、南部出し、中島、ロングアーチなどなど。中でもショウガセの水深35mに広がるオオカワリイソギンチャクは特に有名。(本当は出さない方がベストだけど、減圧停止が出るのは日常茶飯事だとか。)
カンパチの大群やウミウシ、ジョーフィッシュなど幅広く楽しむことができる田辺の海・・・是非行ってみませんか?
矢口潜水
ポイント
ショウガセ
ミサチ

オオカワリイソギンチャク
ジョーフィッシュ
フタイロニシキウミウシ
オドリカクレエビ
ユビノウハナガサウミウシ
カンパチの大群

ショップに8時過ぎに集合だったため、渋滞を予想し夜中3時起床、4時に家を出た。ところが全く渋滞がなく、なんと6時40分に到着してしまう。さすがにはりきりすぎ!?と思われるのも恥ずかしく近くのコンビニでせめて7時になるまで待ってショップへ向かった。当然一番乗り・・・唯一救われたのはショップの人が来ていたこと。他の人を待っている間DAIKIさんの撮影したビデオを見ながら本日潜るポイントの勉強をして時間を過ごした。

 8/2 1本目:ショウガセ 気温30℃ 水温25℃ 透明度8〜15m 潜降時間44分

オオカワリイソギンチャク

本日1本目はショウガセ。水深35mのところに広がるオオカワリイソギンチャクを見るのが目的のこのポイントはホントにディープポイントで最大深度41mという過去最高記録を出してしまった。
まず出港から数分でポイントに到着。それぞれバックロールエントリーで潜降しアンカーが打ってある水深13mくらいの棚の上で集合。その後棚の割れ目をくぐって一気に潜降していく・・・つもりだったが、女性のブランクダイバーさんが耳抜きと中性浮力がうまくいかず、一旦全員浮上の合図が下る。(うそ〜!)この時すでに20mくらいまで潜降していたが、さすがにこの深さでみんなをこの場に残すことはできないという判断だったんだろう。そして全員浮上し始め、私もゆっくり浮上しようとしたが早かったのかダイブコンピュータが鳴りまくり。
数分後、彼女をおいて再び一気に潜降開始。すると30mのところで急に身体がひんやり。恐らく1〜2℃は水温が下がったと思う。そして40mのところで更に水が冷たくなり30m地点の水温が暖かく感じるくらいだった。突然カンカンカンとタンクを叩く音がして振り向くと、そこにはオオカワリイソギンチャクのお花畑があった。この光景は雑誌で見るよりはるかにすごい!でも、長居はできない。すぐに近づいて写真を撮った後深度を上げながら次なる獲物を探索することに。ウミウシがいないかな〜と目をこらしながら浮上していると目の前にウミウシらしき姿が。(まさか・・ウソ・・やった〜!この時期なかなか見つからないって言ってたのに!?)ほとんど興奮状態で浮上中の夫を引きずり下ろしウミウシの写真を撮ってもらった。そして再び浮上を開始。ようやくDAIKIさんに追いつきジョーフィッシュも写真に撮った後、私たち2人に待ちに待った楽しいフリータイムの合図が下る。(よしよし、これからが自分たちの時間。被写体を探してゆっくり写真を撮りながら潜ろう)と目で合図を送り、ちょっとその前に残圧を確認。(ゲゲッ!残圧が40しかない・・・)おまけに恐れていた減圧停止も出していたことから貴重なエアはこのまま浮上のために使うことに・・・。チクチクと刺すような視線を感じながら安全停止をすること5分。思ったより長い時間に残圧も20となりいよいよやばい。やむをえず夫に残圧を確認してもらいオクトパスでエアをもらうことに。そしてようやく時間となり無事エグジットして事なきを得た。ちなみに減圧停止にエア切れ・・・危険な体験をしながらも見つけたウミウシは激レアの『フタイロニシキウミウシ』との事。教えてくれたらよかったのに〜と恨まれつつも楽しかった1本目のダイブが終了した。
EN 9時30分 EX 10時14分
見たもの:オオカワリイソギンチャク、サクラダイyg、ハナダイ、スジハナダイ、モンハナシャコ、カサゴyg、フタイロニシキウミウシ、ジョーフィッシュ、シマウミスズメ、クマノミ

オオカワリイソギンチャク
フタイロニシキウミウシ
ジョーフィッシュ

 8/2 2本目:ミサチ 気温32℃ 水温26℃ 透明度15m 潜降時間56分

オドリカクレエビ

本日2本目はミサチ。ディープダイブの後で水面休息時間も短かったことから浅いポイントになると予想していたが、予想は大外れ。このミサチ、カンパチの大群が見られる最大水深40mにもなるまたまたディープなポイント。さすがにそこまでは潜らなかったが、それでもダイブコンピュータは21mを記録していた。
ボートに乗って数分、ミサチに到着。先に来ていた他の船と情報交換をした後早速エントリー開始。ゆっくり下に降りていくと途中でクマノミがお出迎え!?してくれた(ここのクマノミは攻撃的てカメラにもバンバンぶつかってくるんだそうだ)。
DAIKIさんのガイドで早くもオドリカクレエビを発見。宮古島での失敗を繰り返すまいと必死で写真を撮り更に先に進む。進みながらあちこちの穴にジョーフィッシュを見つけ、遊ぼうと思って小さい石ころを探したが見つからず断念。再び棚に沿って潜降していくと頭上からDAIKIさんのタンクの音が聞こえた。見上げるとお約束のカンパチの大群が!!!言われた通り群れの中に入っていくと、手をのばせば掴み取りできるくらいの位置までカンパチがやってきた。潜る前に「掴み取りできた人は本日のダイビング料金無料!」とDAIKIさんが言ってが、悠々と泳ぎ回るカンパチの群れに圧倒されとてもそんな余裕はない。 しばらく大群を眺めていると他のグループの人達が到着し移動することになった。
次にDAIKIさんが見つけたのは『ユビノウハナガサウミウシ』。白い体に白いイソギンチャクをのせているようなウミウシでサイズは結構大きめ。目立ちすぎたために格好の被写体となったウミウシはその後も他のグループに取り囲まれる羽目に(かわいそうに・・・隣にフルーツポンチぐらいいたらよかったのにね)。
そして、この後はフリータイム。今回は大きめのタンクをつけて潜ったためエア切れの心配はなかったが肝心な被写体がおらず、時間までの間ゆ〜らゆら、ゆ〜らゆらと、ただ浮かんでいるだけになってしまい、1本目のエア切れを鬼のように後悔した。
今回のダイビングは減圧停止やエア切れの経験ができたことや思った以上に田辺の海がよかったこと、心配だったショップが馴染みやすかったことなどを含めて、とても楽しい時間を過ごせた気がする。
EN 13時26分 EX 14時22分
見たもの:ユビノウハナガサウミウシ、カンパチの大群、ジョーフィッシュ、オドリカクレエビ、ハナダイ、シマウミスズメ、ソラスズメダイ、ツユベラyg、クマノミ

カンパチ
カンパチの群れ
ユビノウハナガサウミウシ