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和歌山県串本(くしもと)
■ /TOP体験談ダイビングみさきロッジにしだ/ ■

  2003/8/24(ファンダイブ) 〜 


関西エリアで常に人気No.1になっていた串本へデビュー!黒潮(暖流)の恩恵をいっぱい受けて水温、透明度、お魚など南の島に引けを取らないくらいすばらしい海をつくりあげていました。黒潮にのってやってくる季節来遊魚はほとんどが冬場の水温に絶えられず死んでしまいますが、だからこそ命の危険を顧みずやってくるその季節の使者さんに多くの人が魅せられ感動をうけるんだと思います。

ダイビングショップ

今回利用したのは最大4名という少人数でゆっくりのんびりとしたダイビングを提供してくれるDIVE ZESTさん。
“2本しか潜れなかった”ではなく、“2本も潜った”と言わせるくらいほんとにのんびりとしたスタイルでガイドをしてくれるのはオーナー兼イントラのみつぎさん。奥様と夫婦でショップを経営しており
、とにかく温かい人柄が初対面の時から伝わってくる。ガイドとしての腕も確かで、魚の見どころや今何をしているのかなど、ぐっと掘り下げた説明をしてくれるのでいつも見慣れているはずの魚も新鮮に思える程すばらしいガイド。写真を撮る人には生物によってピントの合わせ方から教えてくれるので勉強にもなるしとても楽しい。
港はショップから車で10分。ダイビングボートナキリという所に集合して他のショップの人と乗り合いで出港する。が、他のショップと言ってもみんな知り合いなので潜る時以外は全員がひとつのショップの一員となる。
ポイントはナキリからボートで5〜20分。串本のダイビングエリアはとても広く、お目当てのポイントがあるなら事前に聞いておいた方が無難かも。だけど世界の2大急流の一つといわれる黒潮の影響でその日に潜れないこともあるが、自然が相手では諦めるしかない。

DIVE ZEST
(ダイブゼスト)
ポイント
グラスワールド
備前

ハタタテハゼ
モンハナシャコ
ナガサキスズメダイ
ベニイザリウオ
ウミウシの卵
ツユベラの幼魚


 8/24 1本目:グラスワールド 気温34℃ 水温27℃ 透明度9m 潜降時間61分

ナガサキスズメダイ

串本での1本目は“グラスワールド”。ここは最大水深19mで流れもなく比較的潜りやすいポイントだった。
ボートからはバックロールでエントリー。ゆっくりとみんなで潜降して下さいという指示も、海の中に入った途端すっかり忘れてしまい潜降の途中で腕をつかまれた。(お、お許しを〜!)
4人全員が潜降した後はイントラみつぎさんの後をついてのんびりと串本の海を味わう。そしてすぐにみつぎさんがミヤケテグリを発見!宮古島でみたニシキテグリとは若干色合いが違うがエキゾチックな色がとてもきれいだった。そのすぐ隣にはセナキルリスズメダイやナガサキスズメダイ、モンハナシャコ、ハタタテハゼなどがほぼ同じ所に生息していて、豪華な面々を1人ずつカメラにおさめる。意外にもハタタテハゼをじっくり見たのは初めてだった。ちょっと変わった姿勢で硬直したまま漂う姿がとてもかわいらしい♪ナガサキスズメダイは見事な青色の体をしていてフラッシュがあたった時にキラっと光る体がきれいなんだそうだ。でも青色なのは子供の時だけで大人になると体が黒色になるらしい。みんながまだスズメダイを眺めていた頃私はいないと分かっていながらもウミウシを探索中!残念ながら見つけることができずイントラの合図で慌ててみんなのもとへ戻る。
メインの根をぐるりと回りながら次に見た物はナガレハナサンゴ。イソギンチャクに見えたけどサンゴ?そこに生息していたのがイソギンチャクモエビ。小さな被写体をみんな必死で追いかける。と、ここでI村さんがカメラを見ながら首をかしげ何やらみつぎさんとお話中。被写体にどうしてもピントが合わないとの事。(原因はマクロモードを忘れていただけでみつぎさんに水中でこづかれていた。I村さんでもこういうことがあるんですね)

そしてメインの根へと移動する途中にキリンミノカサゴと出会った。(ハナミノカサゴとどこが違うの?)ログをつけるまでハナミノカサゴと思いこんでいた。
それからアマミスズメの幼魚を観察した後メインの根の手前でツユベラの幼魚を発見。私はどうもこの魚の名前が覚えられない。何となくもっとかっこいい名前がついてそうなのにシンプルな名前なので逆に覚えられないのかな!?(今回は3度目だったのでさすがに覚えたけど)。
その後メインの根でサラサゴンベとノコギリハギを見たらしいが、私はこの時も1人ウミウシを探索中。またもやイントラの合図で慌ててみんなの所へ戻りエグジットとなった。エグジットの際も浮上速度が速かったようでみつぎさんに腕をつかまれながらの浮上。何から何まで丁寧にお世話をしてもらいながら、せめて潜降、浮上くらいは1人で出来なきゃと反省。
EN 10時00分 EX 11時01分
見たもの:ミヤケテグリ、ソラスズメダイ、ナガサキスズメダイ、センベイアナサンゴ群生地、ハタタテハゼ、セナキルリスズメダイ、モンハナシャコ、ナガレハナサンゴ、イソギンチャクモエビ、キリンミノカサゴ、アマミスズメyg、ツユベラyg、サラサゴンベ、ノコギリハギ、クビアカハゼ

ハタタテハゼ
イソギンチャクモエビ(ピンボケですみません)
キリンミノカサゴ
ノコギリハギ

 8/24 2本目:備前 気温34℃ 水温27℃ 透明度10m 潜降時間65分

ウミウシの卵

本日2本目は“備前”というポイント。最大水深20mとマルチレベルを気にしたみつぎさんから「そこまで深くは潜りません」とのお達しあり。「1本目に異常に早くエアーを消費しちゃったんですよね〜」と告げると「そりゃ〜だって泳ぎ回ってたもん!」と言われみんなに笑われる。
10分程度でポイントに到着。 バックロールでエントリーした後、今回はスムーズに潜降することができた。みつぎさんの後をついてしばらく行くとウミウシの仲間と卵を発見。白くヒラヒラしたものの中に赤い点々が見えた。写真を撮る人の邪魔にならないようにと後ろへ移動したとき、足下にザワザワとゴンズイの群れが・・(きゃ〜!!)突然のことだったのでびっくりしてバランスを崩す。(誰も見ていなかったわよねっ)急いで体制を整えみんなのもとへ。
次にみつぎさんから出た指示は「クマノミから熱いキッスを受けましょう」だった。キッスと言っても・・・恐る恐る口を突き出す。次の瞬間、ゴンっと口元に衝撃が・・(痛たっ!結構痛いぞ〜。)クマノミの必死の体当たりを受け、次に出た指示は何やら穴の中をこの棒でつつけという指示。借りた棒でつつくとパチっという音と共に手にも何かを感じた。2度ほどそれをやって次の人に交代。この穴はモンハナシャコの巣で手に感じたものはシャコパンチ!こちらも体を張って撃退するらしい。(みんな必死なのね・・ゴメンネ)
そして次のポイントに移動しながら見つけたのはレンテンヤッコ。一部のレンテンヤッコは何らかの理由でメスからオスに性転換するんだそうだ。その近くにはクリーニングをされていたタカノハダイがいた。でも、クリーニングが手荒かったのか痛がって振り払いながら逃げて行った。
そして、エグジット間近に岩と岩の隙間に黄色に黒の水玉模様をしたミナミハコフグを発見!(うそ〜嬉しい!!)私が季節来遊魚で最も見たかったものだった。何かに追われているかのように必死に泳いで去っていったので、あんまりじっくり見れなかったのは残念だったけど、とても記憶に残るワンシーンだった。その隙間を通ってちょっとくぼんだ所に今度はベニイザリウオをみつぎさんが見つけてくれた。イザリウオも見たことがなくて、ここだよって教えてもらっても最初はえ、どこ?と岩と同化してて分からなかった。
今回はこの他にもイセエビの抜け殻を持ってきて鳴き声を聞かせてもらったり、ヤハズアナエビの穴に海藻を入れて力比べをしたり等々ほんとにいろんな体験をさせてもらい、I村さんに教えてもらった通りのんびりと潜ることができて2本でも大満足の串本だった。
EN 13時30分 EX 14時35分
見たもの:ミナミハコフグ、ベニイザリウオ、ウミウシの仲間と卵、コマチガニ、アカハチハゼ、タカノハダイ、レンテンヤッコ、ウミスズメ、ハナミノカサゴ、ヤハズアナエビ、イセエビの抜け殻(鳴き声を聞く)、クマノミ、モンハナシャコの巣(シャコパンチ)、ゴンズイ
ミナミハコフグはうまく写真が撮れませんでした。

クマノミ
ベニイザリウオ
ヤハズアナエビ
アカハチハゼ